神話の法則 Real Spiritual

あなたが主人公になる方法は、表も裏も、斜め上もありです。

「かみさまは小学五年生」と祀り上げる、大人たちの危うさ

書店や電車の中の広告でも見かける、スピリチュアル系ベストセラー

「かみさまは小学五年生」

感動の嵐!というキャッチコピーを見て、思い出したことがあります。

 

十数年前、TVのバラエティ番組などでは、

  • あなたの前世は……
  • 守護霊、背後霊は……
  • 亡くなった方からのメッセージは……

というメッセージを見せるショーが流行っていました。

 

その流れで、仕事として占いや霊視をしていないけれども、霊能力がある、前世が見える、オーラが見える……などの方々も、ブログで自分の体験談を書いて、

 

人気スピリチュアルブログになる→人気スピリチュアルブログ発の書籍化!

 

みたいな流れがあったんですね。

 

その中で、特に印象に残っているのが、

 

前世(宇宙にいた頃)の記憶を語る、女子児童

 

の、人気ブログからの書籍化でした。

 

ブログは、女子児童のお母様が、

「うちの娘が、いきなり過去世界とか語りだして〜」

みたいな楽しげな文章で、

娘さんが語る、宇宙話や過去世は、ファンタジックで楽しげで、でも時々、大人の涙腺を緩ませるようなことをさらっと言うので、

それを読んだ大人は、どんどん、女子児童が語る物語に夢中になり、

あっという間に、人気ブログ→書籍化。

という流れでした。

 

 

でもね……。

そのブログは多分、罪なき少女の妄想じゃないかな……、と、私は当時思ったんだよね……。

 

女子児童が語る、ちょっといい話は、母や周囲の人の善意を、子供が持つ語彙で素直に語っているだけ。

不思議でファンタジックな宇宙や前世の話は、

童話と現実がごっちゃになった、女子児童の内面世界を楽しく語っていただけ。

 

子供が知り得る範疇の、不思議な話を上手に繋いで、

楽しい「自分一人のおなはし」を語っている、ちょっと不思議ちゃんな女の子……って、昔、クラスに一人か二人はいましたよね?

 

あ、私そういう子だった……という人だって、けっこういますよね?

 

 

そのブログで語られている前世や宇宙は、

ちょっとスピリチュアルを知ろうとした人なら、すぐに

「あれ? これは、この子が豊かな想像力でおはなしを作って、ママに話しているだけなんじゃないの?

と、気づくポイントがいくつもありました。

 

 

けれどそれを、母親がブログにまとめて、

それを読んだ大人が面白がりはじめたときから、

罪なき子供の妄想が、別物に変えられていってしまいました。

 

 

前世記憶を持つ凄い女の子!宇宙はこんなに楽しい!

 

 

凄い、凄いと、大勢の大人にちやほやされていた、あの女の子は今、どうしているだろう……。

思春期を無事に超えて、自我をきちんと保つことが出来ているだろうか……。

 

 

 

子供に、子供の枠を超えた、何か「すごい力」を付帯させて、

さらにお金に換金していくことは、子供にとって、

とんでもない負債になるのではないか。

 

 

 

子供の頃、

思ったことを思ったまま、語っただけで大人に「凄い、凄い」と持ち上げられて、

家族は大喜びし、お金も入ってきた。

 

けれど、そんな時間はそう長く続かない。

他所の家の子供が、不思議なことを言うからといって面白がっていた大人は、

他所の家の子供が、少し大きくなった頃には、そんな子がいたことなどすっかり忘れて、

また別のものを楽しんで消費している。

 

 

親は、一生、子供を愛すけれど。

他人に称賛されて、自分は凄い子供なんだと一度でも思ってしまった子供の自我は、その後、どうなるんだろう。

 

 

 

 

 

 

以前、

新興宗教の神様だった私」

という、漫画エッセイをどこかで読んだことがあるんだけれど。

今、それを探そうとして、さっぱり見つけられずにいる。

 

その漫画エッセイでは、

小学生の時、親が何かの宗教にハマり、その後、自分たちの娘を「神様」に据えて、

小学校に通わせず、「神様」として、大人たちの悩みを聞くことを強要されていた……という、痛ましい内容だった。

 

お布施というお金と交換に、

大人のドロドロした悩みを聞かなければいけない子供の、その心の負担を考えると涙が出る。

 

 

大人は身勝手なもので、

普通の子供の前では、ちゃんとした理性的な大人の顔をするのに、

「スピリチュアルで特別な子供」に、「お金」を払えば、

どんな赤裸々な、醜い話でもしていいと思っているらしい。

 

上記の小学五年生本でも、そんな記述があったと聞く。

 

 

セクハラやパワハラは、やった本人がセクハラ、パワハラだと思っていなかったとしても、

された人が、セクハラ、パワハラだと感じたら、

セクハラ、パワハラになる。

 

 

 

子供に対する虐待だって、本当はそうなんだけど。

子供は、蹴られたり、殴られたりしたって、

「良い子じゃない、私が悪いんだ」と思い込み、

虐待されているのだとは気づかない。

 

 

 

虐待に気づいて、声を上げることは、まわりの大人しか出来なことなのに。

周りの大人達は、スゴイスゴイと褒めそやし、

子供が、私はかみさまなんだと言えば、そうだそうだと祀り上げる。

 

 

大人が信心する「新興宗教」に、子供を巻き込むことは、

児童虐待として問題視されるのに、

 

大人が信じる「スピリチュアル」に、子供を巻き込むことは、

問題視どころか、

  • 子供が語る真理
  • 子供は神様
  • 子供は宇宙

などと、ありがたがって面白がるのも、児童虐待になるのではないか。

 

 

女子児童が「かみさま」を自称するのは、

新興宗教」はダメで、

「スピリチュアル」は大歓迎!

って、おかしくないか。

 

 

 

本当に、女子児童が「かみさま」だったとしても、だ。

その女子児童は、これから大勢の人たちの間で、

自我と、思春期を迎えて変わる、女としての自分の体を持って生きていくことになる。

 

 

まだ成長途中の子供の心に、

いたずらにチヤホヤされて、特別感を持たされた挙げ句、忘れ去られる。

というヘビーな体験をさせる意味は、どこにあるんだろうか。

 

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